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伝統菓子なのに新しい!祝日の消費に活力もたらす七夕に食べる「巧果」
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· 2025-08-29 · ソース:人民網日本語版 |
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「中国のバレンタインデー」とも呼ばれている中国伝統の祝日・七夕節(旧暦の七夕)が今月29日に到来するのを前に、中国の人々は針に糸を通す「穿針乞巧」や、伝統菓子の「巧果」作りなどを通して、手先が器用になることや幸せな暮らしへの願いを託している。なかでも手先が器用になってほしいという願いが込められた「巧果」は、その材料や形の改良、業界を超えたコラボなどを通して、今やバラエティに富むようになっており、独特な中国式ロマンチックを演出している。中国新聞網が伝えた。
「巧果」は、山東省や江蘇省、浙江省などで、人気を集め続けてきた伝統菓子だ。山東省の煙台市、威海市、青島市一帯では古くから「巧果」作りが行われており、その制作工程においては、手彫りの型作りといった無形文化遺産の伝統工芸も含まれている。
煙台市出身の趙金蓉さん(88)は、3代に渡って受け継がれてきたナシの木で作られた型を指さしながら、「カササギは鵲橋で再会することを、セミは知恵を、花は夫婦円満を象徴している。子供の頃、毎年7月初めになると、家族はみんな巧果作りで大忙しだった。出来上がった巧果は赤い糸でつないでいた。それは牛飼いの牛郎(彦星)と機織りの少女・織女(織姫)を赤い糸で結びつけるためだと昔から言われていた」とする。
山東省煙台市のある家族が作った「巧果」(8月20日撮影・王嬌妮)。
伝統的な「巧果」は、小麦粉や砂糖、油が主な材料だ。今では、斬新な材料や味、形が続々と登場し、消費者の間で人気になり、「七夕」特需を押し上げている。
煙台市福山区の魯芸軒花餑餑の責任者・林琳琳さんは、「かつては条件的に限りがあったこともあり、『巧果』の食感はやや硬かった。でも今は牛乳や卵、野菜の搾り汁の量や発酵時間などの製法を改良することで、やわらかな食感の『巧果』を作ることができるようになっている」と話す。「七夕」の前になると、店には1日当たり数十キロの「巧果」が並べられるほか、オンラインプラットフォームを通じて、中国各地からの注文も受け付けている。
「コーヒー+巧果」という、業界を超えた組み合わせも、若者の間で新たな選択肢となっている。あるカフェは、巧果を砕いて、クリーム状のミルクの上にトッピングして「七夕限定コーヒー」として販売している。また、「巧果+桂花烏龍茶」セットを販売している茶館もあり、ソーシャルメディアで大きな話題となっている。
伝統菓子からアイデアに富んだ菓子、手先が器用になることを祈るセレモニー感ある菓子、愛を伝える菓子といった「巧果」は今、生命力ある中国の伝統的な風俗・習慣の代表格となっている。また、「巧果」は、原料供給から型作り、小売、文化観光体験といった産業を繋ぎ、祝日の経済消費活動として活力を引き出し、「七夕」の伝統的ムードと、「新消費」をうまくコラボレーションさせている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年8月28日
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